サッカーのJリーグ、野球のNPB(日本プロ野球)、バスケのBリーグと同じように、
日本にもアイスホッケーのプロリーグがあるのをご存知ですか?
今回は、現在人気急上昇中の、日本と韓国にまたがって開催されているプロアイスホッケーリーグ、アジアリーグアイスホッケーについて解説いたします!
アジアリーグアイスホッケーとは?

アジアリーグアイスホッケーとは、2002年に設立された、東アジアで開催されているアイスホッケーの国際リーグで、単にアジアリーグと呼ばれることが多いです。
2025年2月現在、このアジアリーグが東アジアで唯一のプロアイスホッケーリーグです。
(2024年2月よりIJリーグという、3つのプロチームによる独立リーグが開催されておりましたが、同年9月に活動を終了)
また、アジアリーグの下部リーグ(2部・3部リーグなど)はありません。

サッカーはJ2/J3、バスケにはB2/B3と、それぞれ2部以下のリーグが、
日本プロ野球には各チームのファーム(2軍)チームによるイ・リーグ/ウ・リーグがありますが、
アイスホッケーにはそれが無く、アジアリーグが東アジア唯一のプロリーグです。
参加国・チーム(2024-25シーズン現在)
2024-25シーズンは、日本から4チーム、韓国から1チームの合計5チームで優勝を争っております。
参加チームは以下の通りです。
チーム名 | 本拠地 | HP | 特徴 | チーム創設年 | アジアリーグ参戦シーズン | 獲得タイトル |
---|---|---|---|---|---|---|
レッドイーグルス北海道 | nepiaアイスアリーナ (北海道苫小牧市) | https://redeagles.co.jp | 前進の王子製紙アイスホッケー部(王子イーグルス)時代を含めると、 主要獲得タイトル数最多の名門チーム。 | 2021年 (前身は1925年) | 初年度(2003-04シーズン) | 日本リーグ13回 アジアリーグ2回 全日本選手権37回 ジャパンカップ3回 |
東北フリーブレイズ | フラット八戸 (青森県八戸市) | https://freeblades.jp | 親会社はあのスポーツ用品店「スーパースポーツゼビオ」を運営するゼビオホールディングス | 2008年 | 2009-2010シーズン | アジアリーグ3回 全日本選手権2回 |
H.C.栃木日光アイスバックス | 霧降アイスアリーナ (栃木県日光市) | https://www.icebucks.jp | 前身は、日本最古のアイスホッケーチーム 「古河電工アイスホッケー部」 | 1999年 (前身は1925年) | 初年度(2003-04シーズン) | 全日本選手権7回 |
横浜GRITS | KOSÉ新横浜スケートセンター (神奈川県横浜市) | https://grits-sport.com | 2020年にリーグ参戦した最も新しいチーム。デュアルキャリアを掲げ、選手全員が一般企業で働きながら週末は選手としてプレー。 | 2019年 | 2020-21シーズン | なし |
HLアニャン | 安養アイスアリーナ (韓国・京畿道安養市) | http://www.anyanghalla.com | 現在唯一の韓国からの参戦チームであり、最強軍団。 | 1994年 | 初年度(2003-04シーズン) | 韓国リーグ5回 アジアリーグ8回 |
▼各チームの詳しい解説記事はこちら
開催時期

例年、アジアリーグのシーズンは9月〜4月です。
大体7月ごろから各チームがトレーニングを開始し、レギュラーシーズンは9月~翌年3月、プレーオフは3月〜4月と、合計8か月にもわたり開催されております。
逆に、4月〜7月の暖かい時期はオフシーズンとなります。

アイスホッケー選手やファンは
夏が終わり、涼しくなってきた頃に、
「これから新シーズンが始まる!」と、燃えがってくるのです🔥
ほとんどの場合、試合は1週末に2試合(土日に1試合ずつ)行われます。
かつてはチーム数ももっと多かった…

過去にはロシアの樺太から1チーム、中国から1チーム、それぞれ参加していたり、
日本・韓国のチーム数も今より多く、
一時期は、4カ国合計9チームで構成されていた時期(2005-06シーズン、2014-2017の3シーズン)もあります。

アイスホッケーは東アジアではまだまだメジャーなスポーツとは言えず、ファン集めに苦労したり
そして国際リーグであるが故に移動費が嵩み、
資金難に陥ったチームが解散してしまったり、アジアリーグから撤退したり、
ロシアのチームは、2022年ウクライナ侵攻を機に除名されたり…
という歴史があって今に至ります。
観戦するために
現地で見たい場合
アジアリーグ統一のチケットサイトは無く、各チームがチケットを販売しております。
観戦したいチームのサイトにてチケットを購入して、現地で応援しましょう!!
チーム名 | 本拠地 | HPチケットページ |
---|---|---|
レッドイーグルス北海道 | nepiaアイスアリーナ (北海道苫小牧市) | https://redeagles.co.jp/ticket/ |
東北フリーブレイズ | フラット八戸 (青森県八戸市) | https://freeblades.jp/ticket/ |
H.C.栃木日光アイスバックス | 霧降アイスアリーナ (栃木県日光市) | https://www.icebucks.jp/tickets/ |
横浜GRITS | KOSÉ新横浜スケートセンター (神奈川県横浜市) | https://grits-sport.com/ticket-information |
HLアニャン | 安養アイスアリーナ (韓国・京畿道安養市) | http://www.hlicehockey.com/티켓 |
インターネット配信
アジアリーグ公式のアジアリーグアイスホッケーTVという配信サイトにて視聴可能です。
試合の生中継・アーカイブ配信を視聴可能です。
以下のプランからお選びください。
- シーズンチケット:年額13,200円(税込)
(シーズン8ヶ月毎月契約するよりも、7,920円おトク!) - 月額定額プラン:月額2,640円(税込)
- 試合別チケット:1試合につき880円(税込)
ハイライト動画(無料)
上記のインターネット配信のハイライト動画はアジアリーグアイスホッケー公式YouTubeアカウントで視聴可能です!
まずサクッとアイスホッケーを見てみたい、という方は、こちらをご覧くださいませ。
アイスホッケールールを知りたい方へ
アイスホッケーのルールは、意外と簡単です!!
もちろん細かいルールはいくつかありますが、
大まかなルールさえ覚えていれば、十分観戦を楽しんでいただけます。
このサイトではそんなアイスホッケーのルールを
初心者に向けて超絶わかりやすく書いております。
以下のリンクから、いくつかのルール解説記事をお読みください!
(現役のプロアイスホッケー選手である僕がこのサイトの運営・記事の執筆を行なっております)
まとめ
- 2003年からスタートしたアジアリーグは、東アジア唯一のプロアイスホッケーリーグ
- 2024年現在、日本から4チーム、韓国から1チームが参加
- レッドイーグルス北海道(北海道苫小牧市)
- 東北フリーブレイズ(青森県八戸市)
- H.C.栃木日光アイスバックス(栃木県日光市)
- 横浜GRITS(神奈川県横浜市)
- HLアニャン(韓国・京畿道安養市)
- かつては中国やロシアのチームも参加
- 今の2倍近いチームが参戦していた時期もある
- 現地で見たい場合は各チームチケットサイトから
- インターネット配信はアジアリーグアイスホッケーTV
- アイスホッケーのルールは意外と簡単!
それでは、アイスホッケーライフをお楽しみください😊
これからもアイスホッケーに関する記事を書いていきますので、是非お読みくださいませ!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!