【アジアリーグ唯一の韓国チーム】プロチーム・HLアニャンアイスホッケークラブについてざっくり解説

       

こんにちは!

今回の記事では、アジアリーグアイスホッケーに日本以外から唯一参加しているプロアイスホッケーチームであるHLアニャンアイスホッケークラブについてざっくり解説していきます。

HLアニャンアイスホッケークラブとは

HLアニャンアイスホッケークラブ(HL ANYANG ICE HOCKEY CLUB)とは、プロアイスホッケーリーグであるアジアリーグアイスホッケーに参戦する、韓国・京畿道安養市プロアイスホッケーチームです。

ファンからは略称としてHLアニャンアニャンと呼ばれることが多いです。

数年前までは、韓国から最大3チーム、中国とロシアから1チームずつがアジアリーグ参戦していた時期もありました。
しかし、現在(24-25シーズン)は日本国外から参戦している唯一のチームとなってしまいました。

今シーズンで一番アツかったHLアニャンの試合ハイライトはこちら

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ホームリンク

韓国・京畿道安養市内にあるアニャンアイスアリーナ(ANYANG ICE ARENA)を本拠地としています。

HLアニャン公式HP より画像引用
収容人数1,300人
住所경기도 안양시 동안구 비산3동 1025
(京畿道安養市中区飛山3洞1025)
アクセス🚕地下鉄1号線安養駅・4号線仁徳院駅から、それぞれタクシーで約10分。
🚎仁川(インチョン)空港・金甫(キンポ)空港からは、安養経由のリムジンバスで約1時間。
HLアニャン公式Facebook より画像引用

チームのシンボルと歴史

HLアニャンアイスホッケークラブのオーナーは、韓国の大企業グループで、自動車部品を中心に機械・建設・金融と幅広い事業を展開するHLグループ
そのため、完全クラブチームである他のアジアリーグチームと比較すると、資金が潤沢にあるようです。

ChatGPT 4oによると、規模と業種の近い日本の企業グループでいうと日本精工(NSK)グループや住友電工らしい。結構大きい企業グループですね。

HLアニャンアイスホッケークラブは、1994年に設立された、韓国で2番目の実業団アイスホッケーチーム

チームの始まりは、HLグループ(当時はハルラグループ)の主要企業「マンド機械」と、そのエアコンブランド「ウィニア」に由来し、「マンドウィニア」という名前でスタートしました。

もんじ
もんじ

この時の社長は「エアコンの涼しさを宣伝するために、ウィンタースポーツであるアイスホッケーチームを作ろう!」ということでチームを創設することになったそうだぞ!

その後、1998年に「ハルラウィニア」、2004年には本拠地をアニャン市に移し「アニャンハルラ」へと改名。

そして、2022年にハルラグループがHLグループへと社名変更したことに伴い、現在の「HLアニャン」という名称になりました。

チームカラー

HLアニャンのチームカラーは(#27aae0)・白です。

チームマスコット

チームのマスコットキャラクターは、シロクマなのですが…

なんと、名前が無いらしいです…(笑)
どういうこと!?😂

ほぼ韓国代表(めちゃめちゃ強い)

HLアニャンは、アジアリーグに参戦する唯一の韓国チームであり、韓国国内リーグも存在しません
(韓国リーグは、アジアリーグ初シーズン終了後の2004年に廃止されました。)

現在、韓国唯一のプロアイスホッケーチームであり、韓国代表はほぼHLアニャンの選手で構成されています。他には韓国の大学生や、他国でプレーする選手が数名いるのみです。

日本代表と韓国代表は近年ほぼ互角の戦いを繰り広げています。

しかし、日本にはアジアリーグに参戦するプロチームが4チームあり、日本代表選手は各チームに分散されているのに対し、韓国代表の多くがHLアニャンに所属

(韓国から3チームがアジアリーグに参戦していた時代も、ほとんどの韓国代表選手がHLアニャン(当時のアニャンハルラ)でプレーしていました)

これまでアジアリーグを8度制覇している超強豪チーム
優勝回数はぶっちぎりでトップです。

2015-16シーズンからの7シーズン(2020-22の2シーズンは日本国内開催のみだったのでノーカウント)だけでも、なんと6回も優勝しております。
現在進行中の2024-25シーズンもレギュラーシーズン1位を独走中です。

プレースタイル:どこをとっても強い

技術だけでなく、フィジカルも強い

HLアニャンアイスホッケークラブ公式Facebook より画像引用

HLアニャンは、韓国最高峰の選手が揃っていることによる技術の高さはもちろん、フィジカルもかなり強いのが特徴。

日本より筋トレを重点的に行っているからなのか、韓国には兵役文化があるからなのか、日本の選手より全体的にゴツいです。

国際的なスタッツ情報サイトEliteProspectより引用

上記のスタッツサイトを見る限り、HLアニャンは身長・体重どちらにおいても、他の日本のチームを大きく上回っておりますね。
なんでこんなにも差が…?

ヘッドコーチは、韓国アイスホッケー界のレジェンド

HLアニャンアイスホッケークラブ公式Facebook より画像引用

HLアニャンのヘッドコーチを務めるのは、韓国アイスホッケー界のレジェンド、ジム・ペク

カナダ系韓国人の元プロ選手であり、NHLでプレーした初の韓国生まれの選手です。
さらに、NHLで2度の優勝も経験しております。

2003年に現役を引退後、北米でコーチとしてのキャリアをスタート
2005年から2014年まで9シーズン通してAHL(NHLの下部リーグ)のGrand Rapids Griffinsでアシスタントコーチを務めました

2014年からは韓国代表のヘッドコーチに就任
韓国代表が初めてオリンピックに出場した際にも指揮を執りました。

2022年にHLアニャンのヘッドコーチに就任し、現在2連覇中
豊富な経験で今シーズンも優勝を狙い、3連覇が射程圏内です。

まとめ

HLアニャンアイスホッケークラブまとめ

HLアニャンアイスホッケークラブはアジアリーグに参戦するプロアイスホッケーチーム

  • 本拠地は韓国・京畿道安養市
    • 日本国外からアジアリーグに参戦する唯一のチーム
  • 韓国の大企業グループであるHLグループがオーナー
  • ほぼ韓国代表チームで、超強豪。
  • これまでアジアリーグを8度制覇。ぶっちぎりのトップ。
  • 技術だけでなく、フィジカルも強い。
  • ヘッドコーチは韓国アイスホッケー界のレジェンド。

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韓国にお住まいの方や、9月〜4月の間に韓国を訪れる方はHLアニャンの試合をご覧になってみてはいかがでしょうか?

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