昨シーズンは、オーストリアを中心としたリーグICEHLのHC Innsbruck、そしてドイツ2部Krefeld Pinguineで外国人枠選手として大活躍した 平野裕志朗 選手。
来る新シーズン(2025-26シーズン)はドイツ2部に所属するDüsseldorfer EGと契約!!
これ実は、アイスホッケーファンたちを超絶ワクワクさせる背景要素があります。
それについて、ドイツでプレーしたことのある僕もんじが詳しく解説していきます。
これを読んだら、あなたもデュッセルドルフに試合を見に行きたくなること間違いなし!!!
Düsseldorfer EGとは?


名称 | Düsseldorfer EG (デュッセルドルファー エーゲー) |
愛称 | DEG「デーエーゲー」 (エーが消えて、「デーゲー」と聞こえます) |
本拠地 | ドイツ北西部のDüsseldorf(デュッセルドルフ) (ドイツで最も日本人居住者が多い都市) |
ホームアリーナ | PSD Bank Dome (約15,000人収容のマルチイベントアリーナ) |

Düsseldorfer EGの創立は1935年。
既に90年の歴史を誇る、ドイツでも名高いアイスホッケークラブの1つです。
ドイツでも有数の巨大アリーナが本拠地

Düsseldorfer EGの本拠地である PSD Bank Dome は、約15,000人収容の巨大マルチイベントアリーナ。
この規模のホームリンクを持つアイスホッケークラブはドイツでも少なく、ケルンを本拠地としたKölner Haieの18,500人収容のホームリンクに次ぐ、国内第2位の規模です。
演出もかなりハイレベルですし、そして何より、その巨大アリーナに集うファンたちのアツさが半端じゃない。
僕もドイツでプレーしていた時代にDEGの試合を1度見に行きましたが、本当に最高の経験でした…。
いつになるかわからないですが、僕のYouTubeでVlogを公開するつもりなので、そちら登録して気長にお待ちください😊

近年低迷中の超古豪

Düsseldorfer EGは1935年の創立以来、ドイツ選手権で8度の優勝タイトルを獲得し、これはドイツ国内でも5位タイの記録。
長らくドイツ1部DELにてプレーし続け、1990年から1993年には4年連続でドイツ選手権で優勝し、これは今でも破られていない連続タイトル記録です。
しかし、近年は成績が低迷し始めておりました。

遂に昨シーズンは、残留争いをするチームと勝ち点では並んでいたものの得失点差で負けてしまい、紙一重の戦いを制せずに25年ぶりのドイツ2部リーグDEL2に降格が決定してしまいました。

ドイツ2位の規模のアイスアリーナを持つチームがドイツ2部に…
もったいない…。
平野裕志朗 選手、そんなトップリーグ復帰を目指すチームの中心的な外国人枠選手として大活躍することが期待されての契約でしょう。
日本人が最も多いドイツの都市

デュッセルドルフといえば、日本人居住者の数が最も多いドイツの都市で、その数はなんと1万人以上にも上ります。
ヨーロッパの都市で比較すると、ロンドン、パリに次ぐ3番目に日本人居住者が多い都市。
日本資本の企業や日本人学校も多く、中心街には日本食レストランや居酒屋が多くあります。
中には「あれ、この通りだけ完全に日本じゃん」という通りも。

サッカーでは、以下の日本人選手たちがデュッセルドルフでプレーしておりましたね!
(敬称略)
田中碧:2022年から2024年
宇佐美貴史:2017年から2019年
原口元気:2018年
そして2023年より、Düsseldorfer EGは日本企業向けのサービスであるJapan Deskをも展開するKKS GmbHとスポンサー契約を結び、それ以来毎年“Japan Tag(日本デー)”と呼ばれるイベントを試合会場にて開催。
日本企業や日本人学校の方々を何千人という単位で試合に招待し、日本食を会場にて販売したり、柴犬のマスコットが登場するなど、日本人コミュニティに向けた施策を打ち出しております。
平野裕志朗 選手がデュッセルドルフに移籍したことによって、デュッセルドルフの日本人の方々がたくさん応援に駆けつけること間違いなし‼️

超熱烈なライバルとダービー対決!

Düsseldorfer EGがドイツ1部DELにいた時は、40kmという比較的近い距離で相対するKölner Haie との一戦は“Rheinisches Derby(ライニシェス・ダービー)”とも呼ばれ、多くのファンたちを熱狂させるライバルダービー対決でした。
今季から、Düsseldorfer EGは2部へ降格。
1部でもかなり好成績を残し続けるKölner Haieとのダービーは今季は行えません。
しかし、もう1つRheinisches Derbyに勝るとも劣らない、非常に熱い盛り上がりを見せるダービーがあります。
それが、Krefeld Pinguineとのライバル対決である“Straßenbahn‑Derby(シュトラセンバーン・ダービー、トラムダービー)”です。

Krefeld Pinguineは、Düsseldorfer EGと同じく最近までドイツ1部DELでプレーしていたチーム。
ドイツ2部に降格したのは2022年の出来事。

このKrefeld(クレーフェルト)は、デュッセルドルフから25kmという近さで、なんとトラム(ドイツの路面電車)で1本で行ける距離。
この近隣チーム同士の対決は、長年ドイツ1部で非常に盛り上がるダービーの1つでした。
そんな2チームが、今度はドイツ2部にて再会。
お互いにドイツ1部昇格を目指し、絶対に負けられないプライドがかかった物凄い激しい戦いになるでしょう。
しかもこのKrefeld Pinguine、前述の通り平野裕志朗 選手が直近でプレーしていたチームでもあります。超絶熱い声援を受けながらプレーしていた地で、今度は猛烈な罵声を浴びせられることが予想されます。
そんな中で活躍する平野裕志朗 選手、めちゃめちゃ見に行きたくないですか????
(コロナ前までは日本からデュッセルドルフへの直行便もありましたが、現在はないようです…)
Sportdeutschland.TV にて全試合配信あり!

ドイツのストリーミングサービスの1つであるSportdeutschland.TVがドイツ2部DEL2の試合を独占配信!
DEL2 全試合をライブ&オンデマンド配信しており、日本を含む海外からも視聴可能です。
とにかくみんなで応援しましょう!!
日本の不動のエースである 平野裕志朗 選手の活躍は、日本のアイスホッケープレイヤー、そしてアイスホッケーファンたちをかなり勇気づけますし、現地ドイツでも新たな日本人アイスホッケーファンが生まれることが間違いなし!!
みなさんで全力応援しましょう!!!

マジでドイツまで応援行こうか悩んでます。
デュッセルドルフでお世話になったご家族にもう一度会いに行きたいし、
僕がプレーしたドイツのチームのみんなにも会いに行きたいし、、、
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