【アメリカ大学リーグ】NCAA出身の現役NHLスター選手9選

       

アイスホッケーの世界最高峰リーグであるNHLにおいて、選手たちの約34%、つまり3人に1人はNCAA所属の大学出身であることが知られております。

今回は、NCAA出身で、現在NHLスター選手として大活躍している選手8人を紹介していきます。

NCAA(アイスホッケー競技)について詳しく知らない方はまずこちらの記事をご覧ください。

NCAA出身のNHLスターDF

ここでは3名のNHLスターDFを紹介します。

Cale Makar(Colorado Avalanche DF 8番)

画像引用:Mile High Sticking

現在NHL No.1 DFと呼び声高いCale Makarカナダ出身ですが、カナダ人の王道ルートであるカナダメジャージュニアリーグCHLからNHLという道は辿りませんでした。

NCAAへの進学要件を満たすために、カナダメジャージュニアではなく、カナダジュニアAでプレーし、2017年NHLドラフトでColorado Avalancheから1巡目4位指名を受けた後に、NCAAディビジョンⅠ(D1)マサチューセッツ大学アマースト校(UMass)に進学。

画像引用:Boston Herald

そこで2年目には20歳ながらキャプテンとしてチームとしてHockey Eastカンファレンス優勝、そして全米大会で準優勝に導き、個人としても以下の賞を獲得しました。

  • Hobey Baker Award:全米の最優秀選手賞
  • All-American First Team :全米のオールスター
  • Hockey East Player of the Year:Hockey Eastカンファレンスの最優秀選手賞
  • Hockey East All-Star First Team:Hockey Eastカンファレンスのオールスター(ベスト6)
引用:EliteProspect

このシーズンの後に大学は中退し、NHL入り。

NHLでも彼の才能は大いに発揮され、以下の賞を受賞しました。

  • Norris Trophy:シーズン最優秀DFに贈られる賞(1回)
  • Calder Trophy:NHL新人賞
  • NHL All-Rookie Team:NHLの新人ベスト6
  • NHL All-Star First Team:NHLのベスト6(2回)
  • NHL All-Star Second Team:NHLの2巡目ベスト6(2回)

2022年にはNHLスタンレーカップ優勝を果たし、そのプレーオフにてConn Smythe Trophy:NHLプレーオフMVPをも獲得。

彼こそがNHL No.1のDFだ、と言えるでしょう。

アメリカの大学では、中退しても単位を保持したまま数年後に再入学可能な場合が多く、NCAAからNHLを目指す選手の中には、大学を中退して単位を保持したままNHL入りする選手が多いようです。
詳しくは各大学のポリシーやカリキュラムの変更状況を確認してください。

Quinn Hughes(Vancouver Canucks DF 43番)

画像引用:Yahoo Sports

現在のNHLにて、Cale Makarと並ぶ超攻撃的スターDFであるQuinn HughesNCAA D1出身選手の1人。

アメリカのエリート育成プログラムUSNTDPでプレーした後に、17歳・飛び級でNCAA D1の名門大学・ミシガン大学(Michigan Univ.Michigan Univ.)へ進学

画像引用:Michigan Athletics

1シーズン目には最年少ながら大活躍を見せ、チームをFrozen Four(全米大学アイスホッケーTop4)進出に導き、Hughes自身もBig Ten All-Freshman Team(Big Tenカンファレンスの新人ベスト6)に選出。

その後、2018年NHLドラフトでVancouver Canucksから1巡目7位指名を受けますが、もう1年ミシガン大でプレーし、以下の2つの賞を受賞。

  • Big Ten All-Star First Team :Big Tenカンファレンスの最優秀チーム(ベスト6)
  • AHCA All-American Second Team:全米オールスターセカンドチーム(2巡目のベスト6)
引用:EliteProspect

このシーズンを終えると大学を中退し、19歳でNHL入り。

NHLでも活躍は止まることなく、これまで7シーズンで以下の賞を受賞しました。

  • Norris Trophy:シーズン最優秀DFに贈られる賞(1回)
  • NHL All-Star First Team:NHLのベスト6(1回)
  • NHL All-Rookie Team:NHLの新人ベスト6

今は25歳ながらVancouver Canucksのキャプテンとしてチームを牽引しています。

Adam Fox(New York Rangers DF 23番)

画像引用:NY Post

NHL Top5 DFに数えられることの多いAdam Foxは、あの有名なハーバード大学(Harvard Univ.)出身の、学業も優秀な選手であることが有名です。

USNTDPでプレーし、2016年NHLドラフトにてNew York Rangersから3巡目66位指名を受けた後にハーバード大学へ進学。

画像引用:The New York Times

そこで3シーズンプレーし、3年連続でECACカンファレンスオールスター(ベスト6)全米オールスター(ベスト6)に選出。

1年目にはハーバード大学を1993年ぶりのFrozen Four(全米大学アイスホッケーTop4)に導き、

3年目には、全米DFポイントランキングの首位を独走しつつ、アイビーリーグのアカデミック・オールアイビー(Academic All-Ivy)という、学業とスポーツの両面で優れた成果を収めた学生アスリートに贈られる名誉に選出されました。

引用:EliteProspect

その後はハーバード大学を中退し、NHL入り。

NHLでも活躍は止まることなく、これまで6シーズンで以下の賞を受賞しました。

  • Norris Trophy:シーズン最優秀DFに贈られる賞(1回)
  • NHL All-Star First Team:NHLのベスト6(2回)
  • NHL All-Star Second Team:NHLの2巡目のベスト6(1回)

間違いなく、NHLを代表するDFの1人です。

アイスホッケーも学業も世界トップレベル…。カッコ良すぎますね!

NCAA出身のNHLスターFW

ここでは4名のNHLスターFWを紹介します。

Jack Eichel(Vegas Golden Knights FW 9番)

画像引用:WIVB

天才的なアイスホッケーセンスでファンを魅了するVegas Golden KnightsのエースFW Jack EichelもNCAA出身者の1人です。

USNTDPでプレーした後、17歳の時に飛び級でNCAA D1の名門大学であるボストン大学(Boston University)へ進学。

画像引用:sanvispinning.com

そこで最年少ながら驚異的な活躍を見せ、最年少ながら全米大学ポイントランキングNo.1をぶっちぎりで独走。

引用:EliteProspect

チームをFrozen Four準優勝に導き、個人としては

  • Hobey Baker Award:​全米の最優秀選手賞
    1993年のポール・カリヤ以来、2人目のフレッシュマン(1年生)での受賞
  • Hockey East Scoring Champion:Hockey Eastカンファレンス得点王
  • Hockey East Player of the Year:Hockey Eastカンファレンス年間最優秀選手賞
  • Hockey East Rookie of the Year:​Hockey Eastカンファレンス新人賞
  • Hockey East All-Star First Team:Hockey Eastオールスター選出
  • Hockey East All-Rookie Team:Hockey Eastカンファレンス新人チーム(ルーキーのベスト6)

を受賞しました。
数が多すぎて訳が分かりませんが、つまるところ、ぶっちぎりで最強選手だったということが分かれば良いです。

その後、2015年NHLドラフトにてBuffaro Sabresから1巡目2位指名を受け、大学を中退してNHL入り。

1年目からその天才的なホッケーセンスを発揮し、2023年にはVegas Golden KnightsにてNHLスタンレーカップ優勝を果たしました。
現在は同チームのトップスコアラーとしてチームを牽引し、NHL 4 Nations Face-offではアメリカ代表として活躍しました。

Jake Guentzel(Tampa Bay Lightning FW 59番)

画像引用:Tribune-Review

私、もんじが大好きなNHLスター選手の1人、Jake GuentzelもNCAA出身の選手です。

ドラフトイヤーはUSHLで大活躍し、2013年NHLドラフトにて Pittsburgh Penguinsから3巡目77指名を受け、翌シーズンはNCAAの強豪校が集うNCHCカンファレンスネブラスカ・オマハ大学(Univ. of Nebraska-Omaha)へ進学し、そこで3シーズンプレー。

画像引用:Omaha Atheletics

その卓越したオフェンススキルを活かし、2シーズン目にはチームを史上初のFrozen Four(全米ベスト4)に導いたり、3シーズン目にはNCHC All-Conference Second Team(NCHCカンファレンスのセカンドベスト6)に選出されました。

加えて、カンファレンス内の学業と競技の両方で優れた成績を収めた選手たちに与えられる栄誉であるNCHC Academic All-Conference Team3シーズン連続で受賞。学業の面でも優秀であったことがわかります。

画像引用:EliteProspect

3シーズン目を終えた後にAHL入りし、次のシーズンには実力が認められて戦いの舞台をNHLへ移すと、NHLのレジェンド選手Sidney Crosbyの右腕として、なんと初のNHLプレーオフで優勝し、スタンレーカップを獲得。

現在はTampa Bay Lightningの主力として得点を量産し、2025年2月に行われたNHL 4 Nations Face-offでもアメリカ代表としてチームの攻撃を牽引しました。

Kyle Connor(Winnipeg Jets FW 81番)

画像引用:NHL.com

NHL・Winnipeg Jetsのエースフォワードで、ずば抜けたスピードと高いスコアリング能力で活躍するKyle ConnorもNCAA出身の選手です。

ドラフトイヤーはUSHLにてポイントランキングトップを独走し、2015年NHLドラフトにてWinnipeg Jetsから1巡目17位指名を受けた後、NCAAの名門であるミシガン大学(University of Michigan)へ進学。

画像引用:Michigan Wolverines

1年目で圧倒的な実力を見せ、なんと2位に大差をつけて全米ポイントランキングトップに。
チームをBig Tenカンファレンス優勝・ナショナルトーナメント(全米大会)進出に導きました。

また、個人としても以下の賞を受賞しました。

  • Hobey Baker Award Finalist:​全米最優秀選手のファイナリスト
  • AHCA All-American First Team:​全米ベスト6
  • Big Ten Scoring Champion:Big Tenカンファレンス得点王
  • Big Ten Freshman of the Year:Big Tenカンファレンス​最優秀新人賞
  • Big Ten All-Star First Team:​Big Tenカンファレンスのベスト6

直後のシーズンでは、大学を中退し、AHLからスタート。

1年目はNHLでも苦労しますが、2年目から持ち味を活かしてWinnipeg Jetsの得点源に。

今では、Winnipeg Jetsをゴール数・アシスト数・ポイント数の全てで牽引する超スーパースターです。

後述のConnor Hellebuyckとともにスタンレーカップを掲げている姿を見たい!!

Macklin Celebrini(San Jose Sharks FW 71番)

画像引用:Boston University Athletics

2024年NHLドラフトにてSan Jose Sharksから1巡目1位指名を受け、現在NHL Calder Trophy(新人賞)候補として大活躍しているMacklin Celebriniは、カナダ出身ですが、アメリカNCAA出身の選手です。

16〜20歳の選手がプレーするアメリカTier1ジュニアリーグUSHLにて、Celebriniはなんと17歳でポイントリーダーになり、飛び級で名門のボストン大学(Boston University)に進学。

そこでも最年少ルーキーながら全米Top3ポイントリーダーになり、チームをHockey Eastカンファレンス優勝、そしてFrozen Fourに導きました。

引用:EliteProspect

そして個人としては以下の賞を受賞しました。

  • Hobey Baker Award:​全米の最優秀選手賞
    1993年のポール・カリヤ以来、2人目のフレッシュマン(1年生)での受賞
  • Hockey East Player of the Year:Hockey Eastカンファレンス年間最優秀選手賞
  • Hockey East Rookie of the Year:​Hockey Eastカンファレンス新人賞
  • Hockey East All-Star First Team:Hockey Eastオールスター選出
  • Hockey East All-Rookie Team:Hockey Eastカンファレンス新人チーム(ルーキーのベスト6)
もんじ
もんじ

Jack Eichelと同じ大学、同じ年齢で、ほぼ同じ個人賞を取っているね!
CelebriniはHockey East Scoring Championだけ取れなかったけど、それでも十分凄すぎる…。

その後、2024年NHLドラフトにて堂々の1位指名。

すぐさまチームと契約しNHLデビューすると、まだ18歳ながらSan Jose Sharksのポイントリーダーとしてチームを引っ張っており、次世代の超スーパースターと呼べるでしょう。

画像引用:ESPN

NCAA出身のNHLスターGK

ここでは2名のNHLスターGKを紹介します。

Connor Hellebuyck(Winnipeg Jets 37番)

画像引用:UMass Lowell Athletics

現役のNHLで、間違いなくTop3に名を連ねるゴーリーであるConnor HellebuyckもNCAA出身の選手です。

なんとドラフトイヤー(シーズン最後にNHLドラフトがかかる年)はアメリカTier2ジュニアリーグであるNAHLでプレー。
Tier1トップリーグのUSHLよりレベルは低いものの、そこで目覚ましい活躍を見せ、2012年のNHLドラフトWinnipeg Jetsから指名されました。

しかし、やはりプレーしていたのがジュニアトップリーグではないことも影響し、その指名順位は5巡目130位と、かなり後方でした。

しかし、ここからHellebuyckは真価を発揮します。

その後、マサチューセッツ大学ローウェル校(University of Massachusetts Lowell)に進学すると、
1シーズン目のセーブ率は95.2%
2シーズン目のセーブ率は94.1%と、
チート級の成績を出します。

もんじ
もんじ

アイスホッケーのセーブ率はだいたい90%
10本シュートを打って、やっと1得点できるくらい。

めちゃめちゃすごい選手でもだいたい93%
14本シュートを打って、やっと1得点できるくらい。

95%なんて数値を叩き出すのはマジでチート級にすごいです。
20本シュートを打たないと1得点もできないくらいですからね…。

そのような活躍もあって、所属のUMass-Lowellは2年連続でHockey Eastカンファレンスをトーナメント優勝し、ナショナルトーナメント(全米大会)へ進出。1シーズン目はFrozen Four(全米ベスト4)まで駒を進めました。

引用:EliteProspect

個人としても、以下の賞を総取りしました。

  • William Flynn Tournament Most Valuable Player:Hockey EastカンファレンスのトーナメントMVP(2年連続)
  • Mike Richter Award:​全米最優秀ゴールテンダーに贈られる賞の初代受賞者に(2シーズン目)
  • All-Hockey East All-Star First Team:​Hockey Eastのオールスターチーム(2シーズン目)
  • AHCA East All-American First-Team :全米の東地域のオールスターチーム(2シーズン目) ​

その後1シーズンはAHLにて経験を積んだ後、2シーズン目からNHL入り。

そして現在に至るまでの10シーズンで、平均セーブ率は91.7%とNHLトップレベルをキープ。

  • 2度のVezina Trophy:NHL最優秀ゴーリー賞
  • 2度のNHL All-Star First Team:NHLオールスターのベスト6
  • 1度のJenning Trophy:NHL最小失点賞

など素晴らしいNHLゴーリーに送られる賞を獲得しております。

2024年にはWinnipeg Jets7年5900万ドルという超大型契約を結び、NHLゴーリーの中で4番目に高い年俸を稼いでいます。

まだスタンレーカップ(NHLの優勝トロフィー)だけは獲得していませんが、最近のWinnipeg Jetsは黄金期。
近いうちにHellebuyckがスタンレーカップを掲げることを期待しましょう!

Jeremy Swayman(Boston Bruins 1番)

画像引用:GoBlackBears.com

NHL・Boston Bruinsの守護神であり、現在NHLゴーリーの中で5番目に高い年俸を稼いでいるJeremy SwaymanもNCAA出身のゴーリーです。

ドラフトイヤーはUSHLで活躍し、2017年NHLドラフトBoston Bruinsから4巡目111位と、決して上位とは言えない順位で指名を受けました。

その後、メイン大学(University of Maine)に進学し、1年目から主力として大活躍。

1シーズン目にはHockey East All-Rookie Team:Hockey Eastカンファレンスのベスト6
2シーズン目にはHockey East Third All-Star TeamHockey Eastカンファレンスの3巡目ベスト6に選出。

さらに3シーズン目にはカンファレンス首位のセーブ率93.9%を記録し、以下の賞を受賞しました。

  • Mike Richter Award:​全米大学アイスホッケーの最優秀ゴールテンダー
  • AHCA East First-Team All-American:​全米の東地域におけるベスト6​
  • Hockey East Player of the Year:​Hockey Eastカンファレンスの年間最優秀選手
  • Hockey East Goaltending Champion:Hockey Eastカンファレンスの年間最優秀ゴーリー
  • Hockey East First All-Star Team:​Hockey Eastカンファレンスのベスト6
引用:EliteProspect

その後はAHLからプロのキャリアを開始し、初年度からNHLにコールアップされるように。

これまでの5シーズンで以下の2つの賞を受賞しました。

  • NHL All-Roolie Team:新人ベスト6
  • Jenning Trophy:NHL最小失点賞

現在はBoston Bruinsの守護神としてゴールを守り、現在NHLゴーリーの中で5番目に高い年俸である825万ドルを受け取っています。

画像引用:NHL.com

まとめ

NCAAは、NHLに多くの選手たちを輩出する、世界No.1の大学アイスホッケーリーグであることがわかりますね。

そんなNCAAにてプレーする日本人学生アスリートたちや、NCAAを卒業してプロでプレーしている日本人選手たちを応援しましょう!!!!

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