起こりやすさ | |
パッと見のわかりやすさ | |
ルールの単純さ |
イリーガルチェックトゥザヘッドオアネック(Illegal Check to the Head to the head or neck)とは
簡単にいうと
頭や首にボディチェックしたら重大反則!
詳しく解説
頭や首へのボディチェッキングを行う反則行為です。
非常に危険な行為であるため
とにかく、頭や首への接触は最大限避けることが義務付けられています。
A hit resulting in contact with an opponent’s head where the head was the main point of contact and such contact to the head was avoidable is not permitted.
『RULE 48 ILLEGAL CHECK TO THE HEAD OR NECK』,IIHF OFFICIAL RULE BOOK 2021/2022, p-104
意訳すると以下の通りになります。
回避可能であるにも関わらず、頭がメインの接触ポイントとなるヒットは決して許されないぞ!
回避可能である限りは、全力で避けよ!
アイスホッケーはある程度の範囲では相手選手に対するチェックが許されてはおりますが
それは、肩・胴体部分での接触のみ。
頭や首へのチェックは重大な事故に繋がりやすいために、全力で規制されているのです。
科されるペナルティ
その選手によるイリーガルチェックトゥザヘッドオアネックが、そこまで危険度が高くなかった場合、マイナーペナルティが科されます。
しかし、僕が経験した中ではこの反則でマイナーペナルティが科されることは滅多にないように思います。
大抵の場合、そのボディチェッキングの危険さから
ゲームミスコンダクトペナルティ(およびメジャーペナルティ)
+数試合の出場停止処分
が科されることが多いです。
わざと頭でボディチェックを受けると…
これだけで重大な反則が取られるのであれば
「ボディチェックを受ける時に、わざと頭でそれを受ければ良いのでは」
なんてズルいことを考える方もいそうですが
受ける側がわざと頭で接触するような動きをしている場合は
そのボディチェッキングは反則行為としてみなされません。
審判のオフアイスオフィシャル(Off Ice Official)へのサイン
審判が片手の手のひらを側頭部にタッチしたら、それはイリーガルチェックトゥザヘッドオアネックのサインです。