こんにちは!
今回の記事では、日本最古のアイスホッケーチームが原点にある、H.C.栃木日光アイスバックスについてざっくり解説していきます。
H.C.栃木日光アイスバックスとは

H.C.栃木日光アイスバックス(H.C. TOCHIGI NIKKO ICE BUCKS)とは、東アジア唯一のプロアイスホッケーリーグであるアジアリーグアイスホッケーに参戦する、栃木県日光市のプロアイスホッケーチームです。
ファンからは略称としてバックスやアイスバックスと呼ばれることが多いです。
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▼チケット購入ページはこちら
https://www.icebucks.jp/tickets/
ホームリンク
栃木県日光市内にある栃木県立日光霧降アイスアリーナ(NIKKO KIRIFURI ICE ARENA)を本拠地としています。
収容人数 | 2,000人 |
住所 | 〒321-1421 栃木県日光市所野2854 |
アクセス | 🚎JR日光線日光駅・東武鉄道東武日光線東武日光駅からアイスバックス観戦者向け直通バス10分 🚗日光宇都宮道路日光ICより自動車で約7分 |
駐車場 | 屋外駐車場(計780台収容) |

プレースタイル:高い攻撃力

H.C.栃木日光アイスバックスの魅力といえば、その高い攻撃力です。
FW陣に高い個人スキルとスピードを兼ね備えている選手が多く、レッドイーグルス北海道に続いて日本代表選手も多く所属しております。

このブログを公開時点PPG(1試合平均ポイント数)が1を超えているFWが4名もいます。
これはめちゃめちゃすごいことです。
(加えてDFの佐藤選手もPPGが1を超えそうな勢いですね)
チームシンボル

日光は有名な観光地のひとつで、アクセスも良く、気軽に自然や歴史・文化に触れられる場所として人気があります。
その日光にある観光スポットのひとつが『日光国立公園』。
そこに生息するニホンジカをモチーフにし、雄鹿を意味する“バックス(bucks)”がチーム名の由来となりました。
チームカラー

H.C.栃木日光アイスバックスのチームカラーはオレンジ(#ee7500)・黒・白です。
チームマスコット

チームのマスコットキャラクターは、しかっち。しかをモチーフとしたマスコットです。
背番号は41番
もちろん、しかっちもスケートができます。
日本人でたった1人、伝説のNHL経験者

日本のアイスホッケー史に大きく名前が刻まれた選手がH.C.栃木日光アイスバックスにいます。
それは、背番号44番 GK 福藤豊選手(24-25シーズン時点で42歳)。
世界最高峰のアイスホッケーリーグNHLでプレーしたことのある日本人選手は、なんと福藤選手のみ。
高校3年生時には、初のフル代表入りを果たし(日本アイスホッケー史上初めての日本代表高校生)、20歳の時から北米挑戦。

そして2007年にNHLにて4試合に出場。
この時の福藤選手は24歳でした。
それ以降は、AHL(2部)・ECHL(3部)でプレーしたのち、オランダ・デンマーク、そして日本のアジアリーグでプレー。

42歳となった今もH.C.栃木日光アイスバックス、そして日本代表の守護神としてゴールを守っている、伝説的な選手です。
前身は日本最古のアイスホッケーチーム

H.C.栃木日光アイスバックスの前身は、日本最古のアイスホッケーチームであった古河電工アイスホッケー部。
なんと企業チームとして正式に設立されたのが1925年。約100年前です。
(なお、さらにその前の1911年から活動はしていたそう)
日本で初めて自前のホームリンクを持ち、天覧試合の栄誉を受けた名門実業団チームでした。
1999年に一度は廃部となりましたが、その後すぐに市民クラブとして独立して再スタート。
現在も古河電気工業株式会社はスポンサーとしてチームを後押ししております。
チームの代表はあのセルジオ越後氏

H.C.栃木日光アイスバックスの運営会社である株式会社栃木日光アイスバックスの代表取締役は、なんと元サッカー選手で日本サッカー殿堂入りも果たしたセルジオ越後氏。
チームHPでは、シニアディレクターとして紹介されております。
試合を見にきたことをきっかけに、2006年8月に経営に携わるようになり、
今現在も広告塔としての活動を行ったり、実際に試合の際には会場に来て仕事を行なっているそうです。
ファンのアツさが段違い

歴史のあるチームであり、熱狂的なファンも多いのもアイスバックスの魅力です。
僕は小さい頃(15年ほど前)アイスバックスの試合を観戦した時に、ヤジの多さに驚いた記憶があります(笑)
(そのシーズンはアイスバックスが弱小チームだったのもあるでしょう)
今はヤジはもう少し落ち着いているとは思いますが、
応援時の旗振りや鳴り物にノっての応援は、アジアリーグNo.1です。
初めて応援に行くあなたも楽しめること間違いなし。
アイスホッケー界の阪神タイガースと言っても良いかもしれません。
アジアリーグ優勝経験は未だ無し

そんな素晴らしい選手たちとアツいファンが集まるH.C.栃木日光アイスバックスですが、
アジアリーグの初年度(2003-04シーズン)から参戦しているにも関わらず、20年以上優勝経験がありません。
(トーナメント形式の国内大会である日本選手権での優勝は7回あります)
試合に負けた際には「こんなんだから優勝できないんだよ」とSNSで厳しく批判されることもありますが、間違いなく優勝できるポテンシャルのある強豪チームです。
今シーズン(24-25シーズン)はレッドイーグルス北海道と激しいレギュラーシーズン2位争いを行なっており、プレーオフ範囲内です。
今季の優勝に期待しましょう!!
まとめ
H.C.栃木日光アイスバックスはアジアリーグに参戦するプロアイスホッケーチーム
- 本拠地は栃木県日光市
- 高い攻撃力が持ち味。日本代表選手も多い。
- 日光国立公園のニホンジカをモチーフに、雄鹿を意味する”バックス(Bucks)”
- 日本の歴史でたった一人のNHL経験者、福藤豊選手がプレーしている
- 前身は日本最古のアイスホッケーチームである古河電工アイスホッケー部
- セルジオ越後氏が役員・シニアディレクターを務める
- ファンがマジでアツい
- アジアリーグ優勝は未だ無し
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