アメリカの大学体育協会NCAAが有するアイスホッケーリーグは、世界でもトップレベルの大学アイスホッケーリーグであり、全米のジュニアアイスホッケー選手たちの憧れのリーグです。
今回はそんなNCAAでプレーしている日本人アイスホッケー選手たちを5人紹介します。
▼NCAAについての解説記事はこちら
▼過去にNCAAディビジョンⅠでプレーした日本人選手たちの解説記事はこちら
村上レイ(Niagara University 27番 DF)

現在、NCAAディビジョンⅠ(D1)アイスホッケーリーグでプレーする唯一の日本人選手であるのが、村上レイ選手。
この2024-25シーズンからナイアガラ大学(Niagara University)でのプレーを開始した1年生(Freshman:フレッシュマン)です。
なお、NCAA D1でプレーした日本人DFは彼が初めて。
北海道苫小牧市出身。
2003年4月3日生まれの22歳。
2018年15歳でカナダに渡り、2021年18歳の時にアメリカTier2ジュニアリーグのNAHL所属のLone Star Brahmasでプレーを開始。
2シーズン目のシーズン中に、活躍が認められてNiagara Universityへのコミットを発表。
(特待生として学費全額免除での進学が可能に)
3シーズン目はキャプテンとしてチームを牽引し、なんとNAHLプレーオフ優勝という快挙を達成。

ジュニアでのプレーを終えて、ついに今シーズンからナイアガラ大学へ。
この記事を執筆時点では、17試合に出場して2ゴール2アシスト / PIM2 / プラス6。
シーズンを通して全ての試合に出場しているようではないですが、世界最高峰の大学リーグで、全く悪くない結果を残しています!マジですごい!!!!
日本の将来のエースDFを全力応援しましょう!
▼アイスホッケーのスタッツについての解説記事はこちら
古川逸暉(Univ. of Wisconsin-Superior 19番 FW)

日本人初のOHLドラフト指名を受けた古川逸暉選手も、NCAAで活躍する若い選手です。
今シーズン(24-25シーズン)から、NCAAディビジョンⅢ(D3)所属のウィスコンシン大学スペリオール校(University of Wisconsin-Superior)でプレーしています。

2024年春、僕は彼と初めて会い、一緒にラーメンを食べた仲です😂
2003年2月15日千葉県生まれ。
171cm / 77kg と、北米では非常に小柄な選手。
10歳という若さでカナダへ。
2017年14歳の時に、世界で最も優秀なNHL選手を輩出しているカナダのユースリーグGTHLでのプレーを開始し、NHL選手の卵たちと共にプレー。
実際に彼の元チームメイトには Wyatt Johnston や Owen Power など、現在のNHLの大スター選手たちがいます。
2019年には、カナダ・メジャージュニアリーグCHLの1つ、OHLに所属するMississauga Steelheadsから12巡目234位でドラフト指名を受けます。なんとこれは日本人として初の快挙。
結局OHLでのプレーは叶いませんでしたが、その後はアメリカTier2ジュニアリーグのNAHL・NCDCで活躍したり、カナダ・ジュニアAリーグの1つであるOJHL(Ontario Junior Hockey League)でリーグ優勝に貢献しました。
そのジュニアリーグでの活躍が認められ、2024年に、NCAAディビジョンⅢ(D3)所属のウィスコンシン大学スペリオール校(University of Wisconsin-Superior)に進学。
大学では経営学を専攻。
この2024-25シーズンは、ルーキーながら24試合に出場し、7ゴール15アシスト。
チームNo.1アシスト数、No.2ポイント数でチームに大貢献しました。
その活躍が認められ、なんとカンファレンス内の全ての新人学生アスリートの中から選ばれるNewcomer of the Yearに選出。

中央が古川選手
来シーズンからの活躍にも大注目です!
江種大介(Nazareth College 37番 DF)

NCAAディビジョンⅢ(D3)所属のナザレス大学(Nazareth College)で2シーズン目を終えた江種大介選手。
2002年4月23日、宮城県仙台市出身。
191cm / 89kg と日本人離れした体格の持ち主。
13歳の頃からカナダへ渡り、17歳の頃からアメリカに戦いの舞台を移しました。
アメリカTier3ジュニアリーグNA3HLにて活躍した後に、Tier2ジュニアリーグNCDCで3シーズンをプレー。
16歳の時にはU18日本代表として、
19歳の時にはU20日本代表として、
世界選手権に出場した経験も。
その後、NCAAディビジョンⅢ(D3)所属のナザレス大学(Nazareth College)に進学し、ビジネス&リーダーシップを専攻。

1年目から全試合に出場し、2年目となる今シーズンは25試合に出場し1ゴール8アシストと、チーム内DF最多のポイント数でチームに貢献しております。
引き続き、来シーズンの動向にも注目していきます!
ケント・リー(King’s College 34番 FW)

NCAAディビジョンⅢ(D3)のキングス大学(King’s College)で物凄い記録を打ち立てたケント・リー選手。
青森県三沢市出身。
170cm / 75kg と、北米では小柄なプレイヤー。
実は、僕が小中学生の頃、地元のライバルチームとしてケントとずっと競っており、数えきれないほど試合してきました。

ケントは僕の1歳年下でしたが、ずば抜けて上手かった…。
中学生の時にアメリカに移り、高校カテゴリーでは、
あのSidney CrosbyやNathan MacKinnon、Macklin Celebriniなど、多くのNHLスター選手を輩出している超有名高校であるShattuck-St. Mary’s High Schoolへ進学。
その後、アメリカTier2ジュニアリーグのNAHLとNCDC、Tier3ジュニアリーグのUSPHL Premierでプレーし、技術に磨きをかけた後にNCAAディビジョンⅢ(D3)のキングス大学(King’s College)へ進学。会計学を専攻。

1年目から攻撃の要として大貢献。
最後のシーズンとなった24-25シーズンには、25試合に出場して、11ゴール22アシストと大車輪の活躍。カンファレンス内の最優秀選手に選出。
加えて、なんとチームが始動して以来8年間の以下の記録を全て塗り替えるという快挙を達成。
- 合計試合出場数
- 合計ゴール数(1位タイ)
- 合計アシスト数(ぶっちぎり新記録)
- 合計ポイント数(ぶっちぎり新記録)
ケントが卒業後にどのような道に進むのか、めちゃめちゃ楽しみ!!
金子将大(King’s College 55番 FW)

世代別日本代表の経験も豊富な金子将大選手も、ケント・リー選手と同じキングス大学(King’s College)でプレーする選手です。
なんと彼は僕の中学の2個下の後輩!!
当時は同じラインでプレーすることが多く、僕は先輩であるにも関わらず、
あまり上手でなかった僕は上手な彼によく助けてもらっていました😂

そんな後輩がアメリカで活躍中!
なんと誇らしいことか!!!
宮城県仙台市出身。
180cm / 82kg と、日本では恵まれた体格をしておりますが、北米では平均くらいかな?
小学生時代から八戸のチームに移り、八戸市立第二中学校時代、全国大会準優勝も経験。
その後、白樺学園高等学校では日本一を経験し、同校を卒業後にアメリカに渡ります。

今回紹介する選手の中では、唯一高校まで日本でプレーしていた選手です!!
アメリカでは、20歳になるまでの2シーズンをTier3ジュニアリーグのNA3HLでプレー。
ちなみにこの時、現在H.C.栃木日光アイスバックスでプレーし、日本代表としてもプレーしている日本の若きスターの磯谷奏汰選手とチームメイト。
その後は一度日本に帰国し、法政大学でプレーしますが、昨シーズンからケント・リー選手と同じNCAAディビジョンⅢ(D3)のキングス大学(King’s College)に進学し、経営学を専攻。
1年目はなかなか結果が出せずにいるも、2年目となる24-25シーズンは、22試合に出場し、2ゴール5アシストと順調にステップアップ中です。
3年目以降、さらなる飛躍に期待!!
最後に
世界最高峰の大学リーグであるNCAAアイスホッケーリーグで活躍する人の日本人選手を紹介しました。
NCAAアイスホッケーの試合を視聴するためには、カンファレンスによってその視聴方法が異なるので、「NCAA Hockey カンファレンス名 how to watch」などと検索して、ご自分でお探しください!
(NCAAディビジョンⅠ であれば、基本的にはESPN系列のTV、またはESPN+のインターネットストリーミングサービスにで視聴可能かと思います。)
▼過去にNCAAでプレーし、卒業した後にプロで活躍している選手たちをまとめた記事はこちら!
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