【柄で押すな】クロスチェッキング(Cross Checking)ってどんな反則?

初心者がとにかく理解しやすくなるように、大事な要点だけを切り取って

解説しております。

もちろんルールブックの内容を熟読し、読者の皆様に多大な誤解を与えないように十分に気をつけておりますが、アイスホッケー初心者の皆様にとっての理解を損なわないように、複雑な部分は説明を端折っており、厳密性が欠けていることもあるかもしれません。その点はご了承した上でお読みください。

より厳密なルールを理解したい場合は、参照元のIIHF OFFICIAL RULE BOOK 2023/2024をご覧ください。

何か程度の酷く、誤った情報の流布に該当する部分がございましたらホームページのお問合せ欄、もしくはX(旧:Twitter)のDMにてご指摘いただけましたら幸いです。

起こりやすさ4.0
パッと見のわかりやすさ2.0
ルールの単純さ5.0

クロスチェッキング(Cross Checking)とは

(画像引用:https://www.sportsnet.ca/nhl/article/nhl-imposing-stricter-enforcement-cross-checking-rule-2021-22-season/

簡単にいうと

スティックのシャフト部分で相手を殴打したら反則!

詳しく説明

スティックの柄の部分はシャフトと呼ばれます。

アイスホッケーではこのシャフトを両手で持ってプレーします。

この両手で掴んでいる間のシャフトで相手選手を押すプレーはよく行われますが

このシャフトを使ってあまりにも強い力で相手を殴打した場合は、クロスチェッキングとみなされます。

実際にはめちゃめちゃ行われている

先述の通り、様々な場面でこのシャフトで相手を押すプレーが行われています

例えば、パックを持っている選手のバランスを崩させるために行なわれたり、ゴール前の相手選手を追い出すために行われたり。

相手選手がそれによって体勢を崩したとしても
それが反則とみなされないことがかなり多いです。

特に、レベルが高いプロの試合
かなりフィジカル的に激しいアイスホッケーカルチャーを持っている北米ではの基準がかなり緩いです

シャフトを使ってかなり強い力で相手選手を殴打したとしても
それが自陣ゴールを守るために正当であり、それを受ける相手選手も耐えられる程度であれば
反則ではないとみなされることが多いように感じます。

ルールブックにも明記されていない基準

個人的には、「殴打かそうでないか」を判断される際に最も重要視されるのは

シャフトと相手の接触時間であると思っています。

そのスティックのシャフトで相手を押す際に
接触時間がかなり短い場合、それは「殴打」
接触時間が少し長い場合、それは「押している」
とみなされることが多いのかなと思います。

それでも審判によって、その判断に個人差が出るので
よくこれで選手たちが争いを起こします😂

初めてアイスホッケーを見る方にとっては
「シャフトで相手を押してるじゃん!このプレーはクロスチェッキングじゃないの!?」
と驚く瞬間が何度もあると思いますし

「なんでこれが許されるんだ!?!?」
ということがめちゃめちゃあると思います。
ちなみに僕らでも思うことが多々あります(笑)

特にNHLなんかマジでとんでもないんですよ。

もんじ
もんじ

ちなみにこのスティックで押すプレー
当たり前ですが、受ける側はマジで痛いです。
防具ない脇腹部分を押されたりなんかしたらもう悶絶します。
まぁでもそういうことに耐えながら点をもぎ取らなければならないのです。

アイスホッケー選手へのリスペクトを!!!

科されるペナルティ

基本的にはマイナーペナルティが科されます。

もしそのトリッピングがマイナーペナルティでは十分ではないほど悪質であると審判が判断した際には

メジャーペナルティゲームミスコンダクトペナルティが科される場合もあります。

審判のオフアイスオフィシャル(Off Ice Official)へのサイン

審判が両手をグーにして、ベンチプレスをするような動作をしていたらそれはクロスチェッキングのサインです。

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