【アメリカ挑戦プロアイスホッケー選手のブログ】ロスターへ復帰。勝負はここから!

       

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先日、「半分クビになった」という趣旨でブログを更新しました。

その内容は、別に大きな怪我はしていないが15 days Injured Reserve(15days IR)という15日間の怪我人リストに登録され、2週間は試合でプレーできないことになった、という話でした。

先日、やっとその15日間を終え、そこからロスターに復帰できるのかもう一度同じ15days IRに登録されるのか、もしくは完全にクビになるのか、様々な選択肢が取られる可能性がありました。

ロスターに復帰!

火曜日の練習前にコーチに呼び出され、ドキドキしながら席につくと、コーチから伝えられたのは以下の言葉でした。

「お前の辛抱強さに感謝する。
ヨースケはIRリストから外してロスターに登録した。
今週末プレーするから用意しとけ。

とにかくホッとしました。

僕の去就がどう転がるかは全く予想ができていませんでした。

この2週間の練習での僕のプレーは、ロスターの座をすぐにつかみ取れるほど圧倒することはできていませんでした。しかし、クビになるほど、悪くはない自信もありました

先日の週末の試合では、チームメイトが2人怪我しましたが、僕以外のベンチ外の選手が新たにロスター入り、そしてなんならもう1人新しい選手が来て契約していました。

加えてこの日、同じリーグ内の他のチームが選手を欲しているという情報が僕らの耳にも届いておりました。
資金難の僕らのチームは、選手を放出する引き換えにお金を手にいれるトレードをシーズン中何度も行っていたため、僕もその対象になる可能性も少なからずありました。
(今の僕のスタッツは、他チームが欲しがるほど魅力的ではありませんが…)

しかし、特にトレードが行われることもなく、僕ともう1人のチームメイトがIRリストから外れてロスターに戻り、2人の怪我した選手がIRに登録されました。

コーチ・チームメイトから期待の言葉

続いてコーチからは以下の言葉を伝えられました。

お前は得点を決めるには十分すぎるほど良い選手だ。
食事の時と同じくらい、とにかくゴールに貪欲にプレーしろ。」

「食事の時と同じくらい」について

基本的にテーブルに出された食べ物を残さない素晴らしい日本文化のもとで育ち、そして体重減少を非常に嫌っている僕は、食事の量がチームNo.1であり、「余ったものは全部ヨースケに食わせれば良い」「俺のだから食べるなよ?」といじられるほど、僕が大食漢であることはチームの共通認識なのです(笑)

ロッカールームに戻って、ロスターに戻ったことをチームメイトに伝えると、

「おめでとう。早く得点を決めてくれ。
お前は良い選手だよ。
点を決められないこと以外はね(笑)

と。

僕が自身で「もし得点さえ決めることができていれば、このリーグのロスターに定着することが余裕でできる」と信じているように、コーチもチームメイトも僕を信頼してくれています。

このまま得点を決められない試合が続けば、遅かれ早かれ、いつかは呆れられ、普通にクビになるでしょう。
なんなら、それは今までいつ起きてもおかしくありませんでした。

加えて、2月に入って、アメリカの大学2部(Division Ⅲ)・3部(ACHA)のシーズンが徐々に終わりつつあり、その大学を終えた選手が続々とこのリーグに参戦してくるため、これからまたすぐに競争が激化していくことが予想されております。

またもやギリギリのところでチャンスが巡ってきました。僕は運が良いです。
今までほぼ毎週言っておりますが、ダメだったらクビが十分あり得る正念場です。

今週末も来週末も、相手は優勝候補の上位チームです。

しかし、相手が誰であれ、間違いなく得点できる。
これは心の奥底から信じております。

3週間ぶりの試合、プレーできることに感謝して、全てを出し切ってきます。

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