アイスホッケーのポジション別の役割を知ろう!

氷上で繰り広げられ、他のスポーツにはないスピード感と迫力が魅力のアイスホッケー。

今回はアイスホッケーの各ポジションの役割について解説いたします。

ポジションの基本

アイスホッケーは基本的に

  • ゴールキーパー(GK):1人
  • ディフェンスマン(DF):2人
  • フォワード(FW):3人
    内訳
    センターフォワード(CF):1人
    ライトウィング、レフトウィング(RW, LW):1人ずつ

の合計6人の選手がプレーします。

この中でもディフェンス2人+フォワード3人の合わせて5人の組をセットと呼びます。

詳しくはこちらの記事で解説しております。

ゴールキーパー(Goalkeeper)

画像引用:https://www.ksdk.com/article/sports/olympics/big-ratings-for-tj-oshies-hockey-heroics/63-282226099

皆さんのご想像通り、ゴールキーパー(GK)の役割はとにかくゴールを死守すること。

アイスホッケー界隈ではゴーリー(Goalie)と呼ばれます。

スケーター(ゴーリー以外の選手たち)とは全く異なる種類の防具を身につけており、その重さはスケーターのおよそ2倍ほど。

最速で時速150km〜160kmもの速さで放たれてくる、野球の公式級よりも10g~30gほど重いパックを、1試合でおおよそ20~40本ほど体を張ってセーブするので、
ゴールキーパーの反射神経はマジで人間を超えています。

また、強烈なシュートから体を守るために、防具がとにかく分厚く頑丈に守られています。

もんじ
もんじ

めちゃめちゃ痛そうに見えるけど、ほとんどのシュートは全く痛くないらしいです!

そう、ほとんど…
(たまにめちゃめちゃ痛そうにしています。大尊敬。)

また、その重い防具や、セーブしやすくするために作られたスティックの形状のせいで、
サッカーのゴールキーパーのように身軽に動いたり、パックを自由に扱うことはできません。

たま〜〜〜〜〜〜にゴールキーパーからのロングパスで得点に繋がったり、ゴールキーパーがシュートを決めることもありますが、本当にごく稀です。

これは有名な言説ですが、アイスホッケーのゴールキーパーには変態が多いと言われています。

ここでいう変態とは、常軌を逸しているほどに防具にマニアックであったり、
「俺だけを見ろ!」と言わんばかりにとにかく目立ちたがりであったり。

まぁ唯一無二のポジションですから、やはり変わった子が最初に「俺ゴーリーやるぜ」と言い出すのでしょう(笑)

ちなみに僕個人的には、ゴールキーパーだけでなく、アイスホッケー界隈全体がド変態の集まりだと思っています。

ディフェンスマン(Defenseman)

画像引用:https://www.coloradohometownweekly.com/2024/07/09/ice-hockey-eries-jaccob-slavin-gets-big-deal-to-stay-with-nhls-carolina-hurricanes/

ゴールキーパーにシュートを届かせる前に、相手フォワードに自由にプレーさせないことが役割ディフェンスマン(DF)

略してディフェンスと呼ばれたり、ディフェンダーと呼ばれたりしています。

強烈なフィジカル力や強い競争心、相手選手のプレーに対する読みや的確なポジショニングによって主に守りの面で活躍します。

加えて、ニュートラルゾーンディフェンシブゾーンにてパックを奪った後の1発目のパスやパックキャリーは攻撃の始まりにおける第一歩でもありますし、
アタッキングゾーンでも4人目・5人目の攻めの選手として攻撃に参加したり、ブルーラインからの強烈かつ的確なコースを突いたシュートによって得点に絡むことによって大きな存在感を放つこともできます。

もんじ
もんじ

僕はフォワード(FW)ですが、後ろから試合を組み立てたり、圧倒的なスキル・シュート力によって、フォワードよりも得点に絡むディフェンスマン(DF)ってマジでカッコ良いなって憧れたりします。

現在の人類の中で最も輝いているディフェンスマン(DF)であるCale Makar。こいつマジでやばいです。同じ人間ではない。

フォワード(Forward)

フォワード(FW)の役割はとにかく得点すること。

スピードやテクニック、連携プレーを活かして縦横無尽にアタッキングゾーンを駆け回り、相手の守りを崩して得点します。

誰もが認める現役の人類史上最高の選手Connor McDavid。彼は人類ではないんじゃないかなってくらいヤバいプレーばかりです。カッコ良すぎる。

このフォワード3人の中でもポジションが2つに分かれます。

センターフォワード(CF)

画像引用:https://www.thefourthperiod.com/apr-2024/crosby-to-discuss-extension-with-penguins

センターフォワード(CF)は、その名前に「センター(Center)」とあるように、
プレーの中心的役割を担う、いわば司令塔の選手です。

単に略して「センター」とも呼ばれます。

サッカーで言えばトップ下やボランチ、バスケで言えばポイントガードの選手のような役割をこなします。

攻めではウィング(RW/LW、後述)のサポートをしながら時には自ら相手ゴールに攻め込んで行ったり、はたまた守りでも3人目のディフェンスマン(DF)として相手フォワードを封じ込めたり、フェイスオフを主に行う選手でもあります。

いわばオールラウンダーであり、攻めも守りも両方の力が必要となる頭脳派なポジションです。

もんじ
もんじ

僕はこのセンターが本職です!頭使ってプレーするの超楽しい。

ウィング(Wings)

画像引用:https://www.wsj.com/articles/the-death-of-the-slap-shot-in-the-nhl-1511547355

守りでの活躍も期待されるセンターと比べて、ウィング(Wings)より得点することが強く求められる、いわば点取り屋です。

右サイドでプレーすることが多いのがライトウィング(RW)
左サイドでプレーすることが多いのがレフトウィング(LW)です。

スピードを活かして相手ゾーンへ攻め込んで相手を翻弄しながら、得点チャンスではシュート力とシュート精度を活かして確実にネットを揺らしたり相手ゴールキーパーを上手く騙してゴールに沈めます。

また、その脚力を活かして、相手選手がパックを持っている時にとにかく速くしつこいプレッシャーをかけてパックを奪って、より相手ゴールに近いところでパックを奪うフォアチェック・バックチェックも重要となります。

日本語で「翼」を意味するウィング。
その名前通り、縦横無尽にリンクを駆け回って勝利に貢献するのです。

まとめ

アイスホッケーのポジション別役割まとめ
  • ゴールキーパー(GK)1人、ディフェンスマン(DF)2人、センターフォワード(CF)1人、ウィング(RW、LW)1人ずつ
  • ゴールキーパー(GK):守護神
  • ディフェンスマン(DF):守りの要&攻撃の起点
  • センターフォワード(CF):司令塔
  • ウィング(RW、LW):点取り屋

このことを理解しておくだけで、よりアイスホッケー観戦を楽しめるのではないでしょうか!

【超入門】観戦の前にこれを読めばOKカテゴリーへ

以上になります。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

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