こんにちは、もんじです!
アイスホッケーのルールなんて知っている訳ないですよね!?
(急だなおい)
実は
アイスホッケーのルールって割と簡単なんです。
今回は、
初めてアイスホッケーの観戦するという方に向けて
アイスホッケーにおける主要ルール3つを
超わかりやすく解説いたします。
これだけ読めば、アイスホッケーの観戦が10倍楽しくなりますよ!
オフサイド(off-side)
一言で
攻めるゾーンでの待ち伏せはダメ!
図のグレーで塗りつぶされているエリアを
(チームAにとっての)アタッキングゾーンと呼びます。
必ずパックが一番最初にアタッキングゾーンに入らなければならず
選手がパックよりも先に入ったらオフサイド
と判定され、
試合が一時中断されます。
サッカーでいうオフサイドラインが固定されている感じだよ!
(厳密には、選手が先にアタッキングゾーンに入っただけで、すぐに試合が中断されるわけではないです。
ここではカンタンに理解していただくための解説をしています。
詳しく知りたい人は以下の記事を見てみてね。)
オフサイドの判定となる例
上記の図のように
パックを持っている下の選手がアタッキングゾーン内にパックを運び入れる前に
上にいる選手が先にアタッキングゾーンに入ってしまうと
オフサイドの判定となります。
また
ブルーライン(アタッキングゾーンを形作る青いライン)より手前から
アタッキングゾーンに先に入っている選手へパスを出すとオフサイドの判定となります。
相手ゴールに近いところで待ち伏せして、パスをもらうような
ズルいプレーを禁止するために存在しているのです!
オフサイドをしてしまうとどうなる?
オフサイドの判定が下されると
そのオフサイドをしてしまった箇所に近いフェイスオフスポット(ドット)でのフェイスオフから試合が再開されます。
オフサイドにならないために
選手たちはオフサイドの判定を受けないために
必ずパックを運ぶ選手が最初にアタッキングゾーンに入り
それ以外の選手は慎重にタイミングを合わせ
ギリギリを攻めてなるべく同時にアタッキングゾーンに入ります。
ここでギリギリを攻めすぎてオフサイドの判定を取られてしまうことが多々あります😂
アイシング(icing)
一言で
安易にクリアしての時間稼ぎはダメ!
真ん中の、リンクを2分割する赤いラインをセンターライン(Center Line)
ゴールの線の延長の赤いラインをゴールライン(Goal Line)と呼びます。
守っているチームがセンターラインより手前からパックを放り投げ
それがゴールラインに到達した場合
アイシングの判定となり、試合外一時中断されます。
(こちらも厳密には、ゴールラインに到達しただけでは試合が一時中断されるわけではないです。
カンタンに理解していただくための解説をしています。
詳しく知りたい人は以下の記事を見てみてね。)
アイシングをしてしまうと…
アイシングをしてしまったチームは
以下のルールのもと、不利な状況での試合再開となります。
- ディフェンシブゾーンでのフェイスオフから試合再開
- 選手交代不可
ピンチな状況が続いた時
選手はパックをクリアすることでピンチを断ち切りたくなりますよね?
しかし、アイシングの判定となると
自陣ゴールに近いフェイスオフスポット(ドット)でのフェイスオフからの試合再開となり
再度ピンチが発生しやすいです。
加えて、相手は選手交代が可能なので、
相手だけスタミナ回復した選手が次のプレーに出てきます。
一方でこちらのチームは、相手の攻撃によって体力が消耗した選手ばかり。
この体力の差がプレーの質に大きく影響するのがアイスホッケーなんです。
アイスホッケーはマジで消耗が激しいスポーツなんです…。
ものすごく上手な選手でも、スタミナ切れの時は力を発揮できなくなるのです。
アイシングにならないために
選手たちはこのアイシングを避けるために
本当に危ないピンチの時以外は
なるべくパックを運んだり味方とパスを繋いだりして
センターラインを越えて相手陣地でプレーできるように努めるのです。
逆に言えば
本当に危ないピンチの時は
アイシングになる覚悟でパックを遠くにクリアすることもよくあります。
失点するくらいなら、一旦プレーを断ち切って
次のプレーを耐えれば良いですからね。
ペナルティ(反則)
一言で
危ないプレーしたチームは、罰として2分間不利!
パックを持っている相手からパックを奪うために、自分の体を当てに行くことを
「ボディチェッキング(Body checking)」「ヒット(Hit)」と呼びます。
(日本では「チェック」と呼ばれることが多いです)
アイスホッケーはこのボディチェッキングがある一定の範囲では許されています。
しかし、大きな怪我に繋がりかねないプレイや、ズルいプレイに対しては罰則が科されます。
これがペナルティ(反則)です。
例として
以下のようなプレーが反則行為として定められています。
- 肩以外の体の部位で相手にボディチェッキングを行う
- スティックを使って相手の体を引っ掛けたり、叩いたりする
- 相手の見えない後ろからのボディチェッキングや、相手の頭へのボディチェッキング
- スポーツマンらしくない態度の表明はペナルティ
反則行為を犯してしまうと…
「反則行為である」と審判が判断した場合、
試合が一時中断され
(厳密には、即座に試合が中断されるわけではない。
詳しくはこちら)
その選手に対して2分間の出場停止ペナルティが科されます。
その反則行為がより悪質な場合には
その出場停止ペナルティが5分間になったり
最悪の場合、試合退場処分が科される場合もあります。
リンクにはペナルティボックスと呼ばれる
まるで牢獄のような、隔離された部屋があり
そこでその選手はその出場停止ペナルティを遂行します。
そしてその選手が所属する側のチームは
その2分間を1人少ない状態でプレイしなければなりません。
通常は5人vs5人 (GKは含めない)でプレイしますが
この2分間は4人vs5人でプレイするのです。
この1人の差がマジでデカいんだわ!
こうなるとほとんどの場合、めちゃめちゃにピンチが生まれやすくなります。
そのため、ペナルティを遂行しているチームは引いて守りに徹することになります。
反対に、5人でプレイしている側のチームは
ある程度余裕を持って攻めに徹することができます。
このようにペナルティをしてしまい、選手が少ない時間を
ペナルティ・キル(Penalty Kill)(略称:PK)と呼びます。
反対に、選手が多い有利な時間を
パワー・プレイ(Power Play)(略称:PP)と呼びます。
ちなみに
このペナルティ・キルの間に失点するとそのペナルティは途中でも破棄され
通常通り 5人vs5人 の試合に戻ります。
(そのペナルティを遂行していた選手はペナルティボックスから出てきて、チームに戻ります)
以下の記事で詳しく解説しています。
ペナルティを科されないために
反則行為を犯してペナルティを科されてしまうことがないよう
相手選手にボディチェッキングを行う際には、慎重に行います。
(中には、ペナルティ覚悟でボディチェッキングを食らわす悪党もいますが…)
▼正当なボディチェッキングを解説した記事
ルールブックに記載の反則行為のリストはこちら
まとめ
今回は、アイスホッケーの主要ルール3つについて紹介しました。
以上です!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!