【社会人1年目終了】横浜GRITSスタッフとしての1年の振り返りと今後について

個人ブログ

(写真提供:横浜GRITS

お久しぶりです!

ブログ書くのはお正月ぶりですね。

発信活動を始めた2022年頭(特に北京オリンピックの時)と比べたら、めっきりブログに出現する頻度が減ってしまっておりますね。

インフルエンサーとして(のつもりです(笑))行なっていることはかなり小さい規模とはいえ、この1年以上、たくさんの応援のコメントをいただきました。

(写真提供:横浜GRITS)ありがたいことに、こんな僕でもサインを書かせていただくことも…。

その節は、深く感謝申し上げます。文字通り、応援いただいている方から本当にたくさんのパワーを貰っておりました。

このブログをご覧なっている方は少なくとも、僕に対する興味を持ち、あるいは日本アイスホッケー界に変化をもたらしてくれると一縷の期待を込められてクリックなさっている方もいらっしゃるかと思います。

そんな応援者の方々に「あの発信力は一過性のものだった」「夢をあんなに語っていたのに今全然何してんのか分からん」「5月病だったのかな」なんて不安な思いをさせないためにも、近況報告として2回に渡り、ここに雑に殴り書きしていきます。

これまたかなり長ーいのでお気楽にお読みください!

2022年2月あたりから発信活動をスタートして

2022年の北京オリンピックのタイミングでこのブログを始めて、そこから数ヶ月でアイスホッケーの紹介記事をいくつか出しました。

大学卒業のタイミングでは、上記のブログを発信し、その中には「今後の展望」と題して叶えたい夢をいくつか掲示いたしました。

この1年間でどれほどの夢に近づけることができたでしょうか。

もちろん、社会人1年目でちょっとした小手先のスキル以外何も備わっていない1人の若者が、能力無く「その思いだけで」社会を大きく変革することなど期待している人は少ないでしょうし、僕もそんなに自分自身が早期に大きな結果を出せるほどだとはもちろん思っていませんでした。

やりたいこと・やるべきことが明確になっているにも関わらず、自分自身の限られたリソースをどのように利用して実現していくか、常に自分や周りの現実的な課題と向き合いながら物事に取り組んできましたが、この自分の中で掲げる日本アイスホッケー界の理想とのギャップに対して、現在自分がもたらすことのできた結果にはもちろん満足できておりません。

しかし、1年間アイスホッケー界に身を置いて最前線で働き、たくさんの方とお話ししてきた中で学んだことや見えている景色は、普通の人よりかは豊かであると思いますし、その分日本アイスホッケー界への思いは一層強まっております。

どれだけ失望するような面が見えてきたとしても、以前から腹を括っていたことでしたし、特に打ちひしがれることもなく、時には小休止を挟みながら、自分のペースで着々と前に進んでいる感覚があります。

その中でもここは大きく成長できたと自信を持てることは多くありますし、この道を選んだことを後悔する瞬間は1mmたりともありません。

横浜GRITSスタッフとしての1シーズン

ご存知の方がほとんどだとは思いますが、2022-2023シーズンは横浜GRITSのスタッフとして、主に広報の分野で、そして選手のサポート周りで働いておりました。

自分の起きている時間の9割くらいはこの横浜GRITSでの仕事にコミットしていました。これがブログの更新がパッタリ止まってしまった原因でもあります。

アイスホッケーを人の何倍も大好きであること、NHLの大オタクであることと、グラフィックデザイン制作が得意だったこと、そして寂しがり屋な性格が起因したSNSでの感情の共有への欲求が人より大きこと、これらの要素とタイミングがうまく重なり合い、横浜GRITSのSNS・HP・印刷物制作を担当させていただいておりました。

(写真提供:横浜GRITSカメラも自由に使えるようになりました。自分で撮った写真を自分で編集して世に出すのはかなりワクワクに溢れていました。

大学アイスホッケー部にてSNS運用を行なっていた経験はありましたが、もちろんその分野の実務をプロとして経験したことはなかったので、制作物のデザインやSNS運用について、ああでもないこうでもないと深夜の寝る直前まで考えたり、ファンの皆様とチームとの境界線で橋渡しをする役割として、社内でスタッフの方々とかなりの長文で議論したり(特に僕の知識・考え方の欠落から起こっていた議論ばかりでしたが)、本当に貴重な経験をさせていただきました。

横浜GRITSの選手・スタッフの皆さんは優秀かつ心優しい方ばかりで、そんな中で未熟ながら伸び伸びと仕事に取り組ませていただきました。

(写真提供:横浜GRITS)同じ慶應義塾大学スケート部ホッケー部門OBで、今年選手を引退された氏橋祐太先輩と、同じくOBでドイツでプレーしていた込山先輩とのスリーショット。

僕が理想としていたNHLのチームのようなSNSにはほど遠くはありましたが、「もっとこういう発信したかった」という思いは多くありますが、スタッフの数が常に逼迫している中、自分のリソースで実現できる最大限の発信を行えた点は評価しても良いのかなと考えておりますし、反省点が出る分だけ成長であるとポジティブに捉えております。

ありがたいことに「横浜GRITSのSNSカッコいい!」「この発信ありがたい」というお声や、「こういう発信が欲しい」などと具体例を交えた意見もたくさんいただきました。

選手の方々もいつもおっしゃっておりますが、横浜GRITSのファンの方々も本当に心優しい方が多く、皆さんのために発信活動を行おうという強固なモチベーションにつながっていました。

この場で深く感謝申し上げます。

ホッケーコーチ5年目に突入

起きている時間の9割は横浜GRITSの仕事に取り組んでおりましたが、残りの1割はというとホッケーのコーチをしておりました。

至極当然ですが、アイスホッケーが上手だからといって、必ずしも教えるのが上手であるというわけではありません。コーチは誰しも、プレーするのとは違う軸でアイスホッケーを捉える必要があります。

人に教えられる内容というのは、自分がアイスホッケーのあらゆる動きをじっくりと考察したり、インプットしてきたことの積み重ねの中から抽出されるため、自分や他のプレイヤーがなぜこのプレーができるのか、このプレーができない、何をどう頭の中で組み立ててあげたら上達に繋がるか、あらゆるプレーにおいて考える必要があります。

コーチを初めて早5年目に突入しますが、自分がどれほど感覚に頼ってアイスホッケーをしてきたかを度々痛感させられています。

また、子どもを教えるコーチとして、アイスホッケーを教えるだけではなく、子どもたちが将来に夢と希望を持って生きられるよう、子どもたちの可能性を説く重要性も常に頭に入れてきました。

なんせ子どもたちの成長速度は毎度驚かされるばかりです。1日、2日練習すれば、大人とは比べ物にならないスピードで上手になります。

しかし時にはその可能性を大人が潰してしまっている場面を誰しもが見ることがあります。

アイスホッケーコーチとしての価値は、教えている子のどれだけ技術を向上させることができたかに加え、どれだけ多くの人間の夢を育めたかも重要でしょう。

夢を与えられるコーチになるために、子どもたちの可能性を誰よりも信じ、子どもたちの将来の成長を一番夢見る人間でありたいです。

話は少し変わりますが、コーチ業というのは、一人一人と向き合って行う職業ですので、スケール(拡大)させるのは至難の業です。

時間は有限で、自分1人が向き合う人間の数が多くなればなるほど、その1人と向き合う時間が減っていきます。

そのため、日本アイスホッケー界全体のレベルアップのためには、コーチのレベルアップが不可欠です。

アイスホッケーコーチの量と質を両面で向上させる必要があり、これはかなり時間をかけて行なっていく必要があります。

自分もコーチを育てることができるような人材にならなければならないといけませんね。

今度自分がコーチするときに考えていることについて記事にしようかと思います。

社会人ホッケーはどう?

学生アイスホッケーを卒業し、東京都社会人Sリーグ(以下Sリーグ)所属のヴァンガーズというチームでデビューした年度でもありました。

Sリーグは、本州の社会人リーグの中ではかなりレベルの高いリーグではありますが、関東大学リーグでプレーしていた世代別日本代表レベルの選手たちはアジアリーグでプロ選手としてプレーしていたり、北海道の社会人チームに所属したりするため、レベルはかなり落ちます。

そして競技ホッケーというよりはどちらかというと趣味としてホッケーをプレーする方が大半になります。当たり前です。

そしてアイスタイム(氷に乗る機会)は学生の頃と比べたら激減しますので、アイスホッケーの上達という面では満足できず…。

練習が深夜にしかできなかったり、リンクまでの移動が大変だったりはしましたが、それでも毎日所属する部員がアイスホッケーで勝つことだけを考えて気持ちを一つにできるということがどれほど幸せなことだったのかを改めて考えさせられます。

なんて社会人アイスホッケーへの不満を書いておりましたが、ものすごく大好きな思い出もたくさんあります。

今年、我々ヴァンガーズは、部員のお友達やそのご家族、お子さんたちを対象にアイスホッケー体験会を度々行なっており、たくさんの方々にアイスホッケーの楽しさを直接体験してもらったり、僕らの試合の応援に来てもらっています。

そして参加された子どもたち、そしてお母さんお父さん方がアイスホッケーの靴を購入してくれるまで大ファンになってくれています。

「アイスホッケー楽しい」という言葉を聞くことはやはり何にも変えられない嬉しさがありますね。

我々ヴァンガーズはアイスホッケーを通して周りの友人たちを巻き込んでみんなでアイスホッケーを楽しんでおります。

こんな素晴らしいチームなかなかない!!

是非アイスホッケー体験会あったら参加したい!という方がいらっしゃいましたらご連絡ください😊

この1年間で感じたこと

熱い想いを掲げている人・組織は、共感した多くの人間を引き寄せる

横浜GRITS 創設者の臼井亮人代表・御子柴高視GMの話をします。

お二人の日本アイスホッケー界への想いは、なかなかのアイスホッケークレイジーな僕でもかなりビビってしまうほどすごいです。

お二人によってこの低迷する日本アイスホッケー界にて横浜GRITSが立ち上げられ、首都圏アイスホッケーチームとしてのアイスホッケー興隆への貢献、そしてデュアルキャリア推進によるアイスホッケー界(そしてマイナースポーツ界全体)でのセカンドキャリア問題解決に向けたチーム運営が始まりましたが、誰しもが予感するように、それは本当に本当に言葉に表せないくらい険しい道のりです。

僕はこの1年間しか参画しておらず、横浜GRITSの歴史を鑑みても、この1年間はどちらかというと飛躍の年ではありました。

しかし僕が参画するまでの3年間の数えきれないほどの苦しいエピソードを聞くと「ここまで本当に細い薔薇の道を辿って、ここまでやっと来たんだ」と深く感心いたします。

その過程で多くの人間が、損得勘定関係なく、お二人の強く純粋で磨かれた熱い想いに引き寄せられていました。

まずは選手。

話を聞くとプロアイスホッケー選手になりたいという思いのみでチームに入団した選手ばかりでなく、、お二人の熱い想いに引き寄せられた選手が多くいました。

「もともと選手としてやるつもりはなかったけど『日本アイスホッケーのためには〇〇の力が必要なんだ』と言われた。それならやるしかない、と選手をやっている」(要約)

なんてことを力強く仰っていた選手も複数いました。

そしてボランティアスタッフのコアメンバーの方々。

「もともとこんなに深く関わるつもりはなかったけど、気づいたらこんなに深く関わってた。まぁ彼らの熱い想いがあるからね。」(要約)

と運営業務を担っている方が言っていたのが本当に印象的でした。

そして応援してくれるファンの方々やスポンサー企業の皆様、その他関係者の皆様。

横浜GRITS最終節。初めて満員の観客で満たされたホームのKOSÉ新横浜スケートセンター。初のホーム戦PS勝利。そして最終試合の完封勝利。あの熱狂に包まれた空間。

これだけの人の心を動かしているその原点を辿れば、そこにあるのは間違いなくお二人が掲げたその熱い想いです。

その熱い想いに引き寄せられた者として、その現場を目の当たりにした者として、同じアイスホッケーを愛する者として、このことを教訓とし、今度は自らが体現することで後世に語りづがなければならないと強く思うのです。

“GRIT” – やり抜く力 –

また横浜GRITSのPRか?と思われるかもしれませんが、それくらいに私はこのチーム、そして”GRIT”というコンセプトが大好きなんです。どうかお許しください。

ご存じない方のために説明しますと、”GRIT”とは日本語で「やり抜く力」を意味し、チーム名にもなっています。

前述の通り、数多の苦難を乗り越え、横浜GRITSは創立4年目にして遂にホーム戦会場満員という一つの偉大な結果を残しました。

その選択肢があったかどうかはわかりませんが、新たなチームの立ち上げからそこに至るまでに、一度でも足を踏み出すのを辞め、撤退するという選択を取った場合、当たり前ですが、そのような美しい瞬間はこの世に存在しませんでした。

それは単に横浜GRITSが、その掲げた目標を現実のものにできると信じて止まず、そのチーム名にもある”GRIT”、「やり抜く力」を体現したからに他なりません。

横浜GRITSはまだ先の目標を見据え、リソースが尽きることがない限り、その目標を達成するまで歩みを止めることはないでしょう。

私もありがたいことに自分自身の健康や尽きることのないアイスホッケー熱、そしていざという時の周りの頼れる人間にも恵まれ(というより頼りまくりな部分が多いですが💦)ております。

あとは、そのリソースが尽きない限り、そしてその夢を叶えられると信じ続ける限り、あとはアクセルを踏み続けるだけです。

将来を不安視してアクセルを踏むのを恐れる心境の時に、自分を信じる力をもとにその霧を少しばかり晴らし、前を向かせてくれる言葉が”GRIT”です。

これは聞く人によってはただ簡単で味のない精神論に聞こえてしまうこともあるかもしれません。

しかし僕にとっては、夢を叶えるために気持ちを前向きにさせる力のある大好きな言葉なのです。
(この1年間でより好きになりました)

その大小に関わらず、何か新たなことにチャレンジする全ての人間の心に届いてほしいです。

それで、2023年度はどうするの?

(写真提供:横浜GRITS)氷上で撮影するとかなり良い映像撮れるんですよね…!アイスホッケープレイヤーは自撮り棒持っておくのおすすめです!

相変わらずやりたいこと、実現したいことに溢れていますが、去年のこの時期とは優先順位が少しだけ変わっています。

とにかく時間がいくらあっても足りない…。毎日全力で生きねば。

Webサービス開発中!ブログとYouTubeはもうしばらくお待ちを…!

現在、アイスホッケーの諸問題を解決するWebサービスを1人で猛烈開発中です。

Web開発経験者ではないため、かなり時間がかかっておりますが、完成するまで開発し続けます。やり抜く力です。

なぜ最優先でこのことに取り組んでいるかというと大きく以下の3点です。

  • 原体験がもとにあり「こういうサービスがあったらいいな」と自ら強く願っていたから。
  • 経済的収入
  • Web開発スキルは、非常に横展開しやすく、現代におけるIT人材の需要は非常に高いから。

どんなサービスなのかを詳しくは言えませんが、アイスホッケーファンの方々というよりは、アイスホッケーをプレーする方々に向けたサービスです。

どうかお楽しみにお待ちください!

発信活動は?

ブログで書きたい記事も山ほどありますし、発信予定であるとずっと言ってきたYouTubeでの発信も大量に行いたいです。

しかし今はとにかくWeb開発に専念したく…。それまではブログ・YouTubeの発信を先延ばししようかと考えております。

しかし必ず僕の思い描く、初心者に優しいアイスホッケー界を作るべく、必ず取り組みたいと心に決めていることであり、時間さえあれば必ずやり抜きます。

発信を楽しみにお待ちいただいている方々、申し訳ございませんがお時間だけもうしばらくください🙇

少しサプライズなニュースが…

さりげなーく入れていますが、これは割と多くの方々がびっくりなさるかなと思います…。非常に楽しみ…。

ドキドキしておいてください!

横浜GRITSの仕事は続けるの?

続けますが、業務を減らしていただく予定でございます。

その他

その他知りたいことがあればコメントだったりTwitterでDM・リプライで教えてください!

ほんの少し告知

私が所属する東京都社会人リーグの2023年度の大会が遂に始まります!

我々ヴァンガーズの初戦は明日4/28(金) 22:15から、DyDoドリンコアイスアリーナ(西東京市・東伏見)で vs 三井物産アイスホッケー部 です。

東京都社会人Sリーグの試合日程はこちら

アジアリーグがオフシーズンに入ってしまい、アイスホッケーロスな方は是非見にいらしてください!

もんじ

『アイスホッケーで夢を与えたい』
アイスホッケーが好きすぎて、ドイツでセミプロアイスホッケー選手とYouTubeを始めた人。

元横浜GRITS GM補佐・広報

日本アイスホッケーの興隆に全力を尽くします。

岩手県二戸市で生まれ、4歳の時にアイスホッケーを始める。20年間競技ホッケーに熱中。
大学2年生からアイスホッケーコーチを始め、コーチ歴4年ほど。
集団・個人関わらず、小中高生のスキルレッスンに従事。

もんじをフォローする
個人ブログ
もんじをフォローする
Japan Hockey Hub

コメント

タイトルとURLをコピーしました