ボディコンタクトも一定の範囲で認められていて
フィジカルプレーの激しさが魅力の一つであるアイスホッケー。
試合中にしばしば発生する乱闘シーンも多くの注目を集めています。
以下の2つの記事では、アイスホッケーにおける乱闘のルールについて解説しました。
今回は、この乱闘がなぜ起こるのかについて解説していきます。
乱闘が起こるまでの流れ

(画像引用:https://www.si.com/nhl/2013/11/15/si-com-50-landmark-hockey-fights)
個人的な喧嘩から
まずは、皆さんが想像しやすいことから。
アイスホッケーは一定の範囲でのボディコンタクトが許されているスポーツであり
選手同士の激しい体のぶつかり合いが毎秒生じています。
これらのぶつかり合いから選手同士の喧嘩が生じ
乱闘に発展することがよくあります。
報復のため
アイスホッケーにおいて起こる乱闘の多くがこれに当てはまります。
この記事では、これを紹介したかった。
相手選手によるプレーで、味方選手が怪我をする危険にさらされたとき
そのプレーに対するペナルティの有無にかかわらず、
味方選手が、その相手選手に報復するために乱闘を仕掛けることが多いです。
つまりは「俺らの大事な選手に何してくれているんだ‼️」という思いで
相手にやり返すのです。
さらにいえば、チームが抱えるスター選手に対する相手の危険なプレーがあった際や
味方ゴーリーを怪我させるような行為があった際に
彼らのために戦うんだ、という文脈でよく乱闘が起こります。

これは一種のアイスホッケーにおけるスポーツマンシップの一つとして確立されており
逆に味方がやられているのに何も相手に報復する気がない選手に対しては
自チームの選手やファンから「利己的でチーム愛が少ない選手」という目で見られます。

会場にいるファンもチームメイトも
「あいつを許してはいけない!」という空気に変わるんです。
非暴力的な人が多く
「やられてもやり返すな」が比較的浸透している日本では
なかなか受け入れ難い価値観かもしれません。
チームを活気づけるため

(画像引用:https://thehockeynews.com/news/craziest-fans)
北米のプロリーグでは乱闘を見たいというファンが多く、中にはそれ目的で試合を見に行く人だっています。
乱闘が起きることで、会場のファンたちは大喜び。
その乱闘の勝ち負けに関わらず、体を張ってチームのために戦う選手たちをファンもチームも大応援。
そこから応援にも熱が入り、そんなボルテージが上がったファンの前でプレーする選手たちにもスイッチが入る。
このようなことを引き起こすために、わざと相手に乱闘を仕掛けに行く選手もいます。
たまにですが、氷上で至って紳士的に
「おい、この試合なんか盛り上がってなくない?」
「それな」
「1発やり合おうか?」
「そしよか」
みたいな感じで始まる乱闘もあるんだとか…。
(この乱闘の後、お互いに真摯に讃えあう)
年齢制限があって、見やすい形でシェアできないのですが
https://youtu.be/lBS_isQaDmU?si=EWDF0vGjE00eaTN7
こちらの動画、かなり真摯に乱闘が行われている場面を見ることができますよ👀
乱闘がメインの選手もいる

これは北米プロリーグならではの特徴ですが
乱闘するためにチームに属しているといえるような、乱闘や荒いプレーが大好きな選手も多くいます。
彼らを「エンフォーサー(Enforcer)」と呼びます。
エンフォーサーは、普段のホッケーのプレーはそこまで上手でなくとも
乱闘を積極的に行うため、味方を守ってくれる存在であったり
相手を怯えさせることで、相手選手のプレーの質を下げることを目的として、チームに雇われています。
アイスホッケー選手の中に、ボクサーが混じっている感じ。
彼らは普通のプレーは不得意で、かつ乱闘を得意としているため
彼らからすると乱闘をわざと起こした方が自分の見せ場が生じるのです。
まとめ
- 個人的な喧嘩から乱闘に発展
- 味方のために、相手選手に報復するという目的で行われる乱闘が多い
- チームや会場を活気づけるために行われる乱闘もある
- 乱闘を得意とする選手(エンフォーサー)がよくいる
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以上になります。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
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